2014年2月23日日曜日

岡崎少年愛護センター指導員大会

演題  忘己利他 もうこりた  密蔵院住職 田村圓心 

救いを求めている相手に、自分の物差しや色メガネは必要ない

相手の心の声を聴くことである。聞くではない。聴くである。

私の心の師である宮澤賢治の「じぶんを勘定にいれず」である。


つまり、己れを忘れるの忘己である。すなわち、即利他となる。

「じぶんを勘定に入れず」に成った時、人は、頼って来る。救ってほしいと。
そこには、損得を感じさせない、あなたが居る。

今、存在している一個の生命(いのち)は、全部の生命(いのち)

一個の悲しみは、全ての悲しみ。共に生きて、共に功徳を得たい。

そう言う私も、一隅の心のともし火でありたい。

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